ジェネ・シャープは、前奏曲としての、またこの重要な暴動の号令係りとしての働きをした、見たところ無害の戦略の首謀者であり、ジョージ・ソロスは資金提供者だ。
諸国家はこの謀略に対して自分たちと一般市民を守り、世界の安定を維持し、反撃するために一致して働く必要がある。
ヨーロッパでのアラブの春のようなこの 運動は、自分たちの好むところでこの戦術を使用できるという陰謀者らの自信を示している。今日はウクライナである。
明日は、「非欧米的非自由民主的」国家と定義されたどこかだ。
ウクライナは、欧米がロシアに対抗することを狙った拡大された戦略地政学的ゲームの一部分として、欧米の干渉の焦点となっていた。
ズビグニュー・ブレジンスキーは1994年に、「ウクライナ無しではロシアは帝国として留まることはできないが、ウクライナと共にあれば、それを取り込み更に従わせることで、ロシアは自動的に帝国になる」と書いた。
一年とちょっと前、アメリカは当時国務長官であったヒラリー・クリントン女史を通して、できうる範囲内で、アメリカはロシアの経済的統合の動きを巻き返すようにするだろう、という声明を発表した。
ロシアのユーラシア・ユニオン計画を「この地域を再度ソビエト的にする動きと描写した後、彼女は、「その目標が何であるか我々は知っているし、我々はそれを鈍化させあるいは阻止するため の効果的方法を考え出そうと努力しているところだ」と脅した。
間違いなく、世界はウクライナとロシアの経済協力を鈍化させ阻止すると脅した時、アメリカが何を考えていたのかを目撃しているところだ。
継続する混乱の圧力の下で、またほぼ完全に経済が崩壊の縁にあるという、ウクライナの安定が崩れることで、ユーロ・広場の「親EUの統合主義者」のゴールの嘘があからさまになった。
EUが長引く騒乱による傷をなめながら、EUに加盟しようと する失敗した国家の未来のウクライナを受け入れるのか、あるいは、NATOとの共同で、ウクライナの崩壊を計画し、欧米の保護の下で自分たちに有利になる よう再建するのであろう。
いずれにしても、「ヨーロッパへの道」という作り話はインチキだと暴露され、「ヨーロッパ統合」という名目で戦闘的抗議デモ参加者らが自分たちの国に行ったことから、一般の平均的市民にとっては完全に何もいいことはもたらされないのだ。
多く語られた「停戦」は、反乱側が時間稼ぎをし、西ウクライナの行政府をできるだけ多く転覆させる活動を継続しようとするための何ものでもなかった。
彼らは不幸にもシリアに関するジュネーブ会議2と同じくインチキである。両者とも、「反乱勢力」グループは政権交代が狙いであり、これのためには何でもするのだ。
一切の活動、一切の言葉は、騙すための、武装解除させるための、抵抗を和らげるための嘘であり、そうすることで、彼らは当初からの国家的クーデターを 一歩でも進めようとしているのである。